WindowsにおけるAspellのセットアップ作業のメモ
スペルチェッカー Aspell の Windows におけるセットアップ手順を自分のためにメモ。
Aspell は Ispell の後継として開発されたフリーウェアのスペルチェッカーです。
Aspell の入手
以下のサイトから、Aspell 本体のインストーラ (Aspell-0-50-3-3-Setup.exe) と英語辞書のインストーラ (Aspell-en-0.50-2-3.exe) をダウンロード。
Aspell のインストール
手順は以下の通り。
- Aspell 本体のインストール:Aspell-0-50-3-3-Setup.exe を実行し、ウィザードに従ってインストール。
- 英語辞書のインストール:Aspell-en-0.50-2-3.exe を実行し、ウィザードに従ってインストール。
- PATH を通す:環境変数の PATH に aspell.exe のあるフォルダの絶対パスを追加。そのパスとは、例えば、
- C:\Program Files\Aspell\bin (Windows XP 32 ビット版の場合)
- C:\Program Files (x86)\Aspell\bin (Windows 7 64 ビット版の場合)
Aspell の起動
TeX のソースファイルをスペルチェックするには、コマンドプロンプトを起動したのち、以下のコマンドを入力。
> aspell --lang=en -c -t [TeX のソースファイル]
あるいは、次のように入力しても同じ動作をします。
> aspell --lang=en check --mode=tex [TeX のソースファイル]
※ 実は、-t,--mode=tex オプションを指定しないデフォルトの状態で TeX モード (TeX コマンドを無視する状態) になっているようです。敢えて TeX モードを解除したいときは --mode=none とします。
Aspell のヘルプ (起動時オプション一覧) を見たいときは、以下のコマンドを入力。
> aspell -?
スペルチェック時のキー操作
0-9) replace the word with one of the suggested words.
i) Ignore: ignore the word this time only.
r) Replace: manually replace the word.
a) Add: add the word to the personal dictionary.
b) Abort: exit but don't save.
x) Exit: exit and save.